Steve Khan
スティーブ・カーン
BIOGRAPHY
1947年4月28日、LA生まれ。
フランク・シナトラなど数多くのシンガーに名曲を提供した大作詞家、サミー・カーン(1913-1993)を父に持つ。
ピアノ、ドラムは早くから演奏していたが、ギターを手にしたのは20歳のころ。当時ウェス・モンゴメリーの追っかけをやって親しくなり、アンプ運びを手伝ったりしたこともあたらしい。1969年にUCLAを卒業後、ニューヨークに進出。メイナード・ファーガソン、バディ・リッチ、ブレッカー・ブラザーズ、デヴィッド・サンボーン、ボブ・ジェームス、スティ-ヴ・ガッド、ラリー・コリエル、オノ・ヨーコ等、ジャズ、ポップ、R&Bなど様々なミュージシャンと共演。1977年コロンビア・レコードと契約、「タイトロープ」(’77)、「ブルーマン」(’78)、「アロウズ」(’79)と快作を連発。そのスタイリッシュなサウンドとジャン・ミシェル・フォロンのジャケットで大きな支持を得、ニューヨーク・フュージョン・シーンのスター・ギタリストとして活躍。1981年「アイウィットネス」を結成。1985年まで活動し4枚のアルバムを発表。1991年ロン・カーター、アル・フォスターを迎え、ジャズ・アルバム「レッツ・コール・ジス」、「ヘッドライン」(’92)を発表。1994年亡き父、サミー・カーンに捧げる「クロッシング」を発表。1996年初めてジャック・ディジョネット、ジョン・パティトゥッチを迎えて「ガット・マイ・メンタル」を発表。1997年頃からラテン・ミュージックに大きくシフト、デイヴ・サミュエルズと「カリビアン・ジャズ・プロジェクト」を立ち上げる。
2005年、9年ぶりのリーダー作「グリーン・フィールド」を発表。ジャック・ディジョネット、ジョン・パティトゥッチのジャズ・リズム・セクションとラテン・リズムとの融合を図る。
2007年、前作以上にラテン色が前面に出た「ボロウド・タイム」がグラミー賞ノミネート。
初来日は1972年、なんとポール・アンカのツアー。1974年8月、プラスティック・オノ・バンドのメンバーとしてブレッカー・ブラザーズ、スティーヴ・ガッド等と共に福島県郡山で行なわれた「ワン・ステップ・フェスティヴァル」に出演。その後1978年の伝説のニューヨーク・オールスターズを含め、1998年のブルーノート公演「トリビュート・トゥ・カル・ジェイダー」まで通算9回来日している。
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