Dutch Songbook

●ヨーロッパ随一のバリトン・サックス奏者、ヤン・メヌーが自国のスタンダード曲にスポットを当てた好企画。
●ジャズの本場アメリカに「アメリカン・ソングブック」があるようにオランダにもジャズの素材として十分に活かせる名曲があることを証明したユニークな着眼点が光る作品。
●１９６１年のユーロヴィジョン・コンテストで１０位に入賞し、オランダで国民的人気になったフリーチャ・カウフェルト「ホワット・ア・デイ」をメトロポール・オーケストラのピアニストでもあるヤスパー・ソファーズが見事なジャズ・ヴァージョンにアレンジ。
●オランダ・ジャズ・シーンの素晴らしい音楽性をものがたる鉄壁のクァルテット。
●どこかで耳にしたような懐かしいメロディの響きがワン・ホーン・アコースティック・クァルテットの心地よいサウンドに包まれて甦る。
●バリトン・サックスのヤン・メヌー（１９６２年生まれ）はオランダ・ジャズ・シーンの中心的存在で、ジェシ・ヴァン・ルーラー（ｇ）、ジャズ・オーケストラ・オブ・ザ・コンセルトヘボウ、フェイ・クラーセン（ｖｏ）、ローラ・フィジー（ｖｏ）、グレッチ・カウフェルド（ｖｏ）等と数々のプロデュース、レコーディング、ツアーをこなし、ミュージシャンとしての実力だけではなく、その人間的魅力から多くのミュージシャン、ファンに親しまれている。
●本作はジャケット・デザインにオランダ特有の模様と風車をあしらい、その音楽と同様に自国の文化に敬意を表している。